No. 18 Turn Up / KEN THE 390 feat. T-PABLOW, SKY-HI

今週の「フリースタイルダンジョン」は衝撃的でした。
もちろんチャレンジャーとして登場した晋平太の圧倒的なスキルと生き様も素晴らしかったのですが、それ以上にモンスター役のT-PABLOWがまぁ怖いこと。

普段は温厚で仲間思い、でもラップとなると超上手いといった格好良い青年なのですが、今回に関しては完全にシンプルにブチ切れたヤンキーでした。

チャレンジャーである晋平太の胸ぐらを掴みながら、
「あと てめぇから触ってきたんだからな?おいこの野郎 てめぇ後でさらっちまうぞ このクソガキ この野郎がよ」
と言い放つ姿には流石に僕も震え上がりましたし、R-指定も思わず「怖っ」と声を漏らしていました。ラップの多様性を垣間見た瞬間でした。

そんなT-PABLOWですが、ラップのスキルはやはり一級品ですし、「もはやヒップホップでしか食っていけない」という生き様に惚れ惚れしてしまうのも事実です。

そんな彼の生き様とスキルが見事に現れた"Turn Up"。あのブチ切れた姿を見てから聴いてもやはり抜群に格好良いですし、ラストのSKY-HIが放つ超高速ラップは必聴です。

No. 17 ROSIER / LUNA SEA

https://www.youtube.com/watch?v=5QU9UVC0XpU

 

X JAPANSIAM SHADEラクリマ・クリスティ、マリス・ミゼル、黒夢...
ともすると「懐かしの音楽」だなんてレッテルを貼られることもある90年代のビジュアル系バンドたち。

しかし、今もなお彼らをリスペクトしてやまない若いファンが増え続けていることは、あまり知られていません。
ゼロ年代後半、彼らの音楽を聴いて育った当時のキッズ達がバンドを始め、彼らを通して若い人々がビジュアル系の魅力に気付き始めたのです。

9mm Parabellum Bullet凛として時雨といった、当時台頭し始めていた若手ロキノン系。
the telephonesMASS OF THE FERMENTING DREGSといったオルタナティブ・ロック勢。
何よりも、the Gazetteやシド、Alice Nineにナイトメアといった彼らの子孫にあたるネオ・ビジュアル系。

彼らがビジュアル系の影響を公言していく流れの中で、X JAPANLUNA SEA、更には彼らの先輩にあたるDEAD ENDまでもが再結成を果たしていきます。当時を懐かしむ人々だけではなく、彼らをリスペクトする若手も一同に会し、彼らの復活を喜びました。

その中でもRYUICHIの驚異的な歌唱力と誰もが親しめるポップ・センスを併せ持つLUNA SEAには、心の底から夢中になったものです。全てのアルバムを揃え、19歳のクリスマス・イヴには彼らのライブを一人で見て過ごしました。

学生時代はずっと彼らのコピーバンドを組んでいました。地元にいた頃は、彼らへのリスペクトを込めて、友人のバンギャに協力を仰ぎ、全力でビジュアル系に挑戦していました。

No. 16 Master of Puppets / Metallica

https://www.youtube.com/watch?v=UzXqLIY5ZTs

もうすぐ7月、夏フェスの時期!ということで今回はMetallicaです。
メタリカといえば、言わずと知れた「メタル四天王=メタリカアンスラックスメガデス、スレイヤー」の一組にしてメタル界の絶対王者にして、史上唯一"南極大陸も加えた"全ての大陸でライブを実施したバンドとしても有名ですね。
1986
年に発表された"Master of Puppets"は、今なおメタル界のみならず、音楽界における聖典として崇められています。

さて、メタルの魅力といえば圧倒的な演奏力と楽曲の構築力が織りなす"様式美"ですが、個人的にメタリカの魅力はその先にある"グルーヴ感"ではないかと考えています。

というのも、ライブを見ると痛感するのですが、メタリカのライブって実は(特にドラムが)全然テンポが安定しないんですね。上記のYouTubeのライブ映像を見ていただくと分かる通り、常に加速していきます。ただ、その加速にバンドが追従していく時に生まれるグルーヴが物凄く格好良いんです。

僕が彼らのライブを見たのは2013年のSUMMER SONICが初めてだったのですが、実はその当時は全くメタルに興味がありませんでした。しかし、生で彼らのグルーヴを体感してからというもの、今ではすっかり彼らに魅了されています。

メタルに興味が無いという方は多いかもしれませんが、そんな方にこそ、彼らのグルーヴに触れてみていただきたいです。

No. 15 Strawberry Fields Forever / The Beatles

https://www.youtube.com/watch?v=8UQK-UcRezE
今でこそ雑多に音楽を聴くようになりましたが、そのきっかけは幼少期に父の影響でよく聴いていたThe Beatlesかもしれません。その中でも子どもながらに好きだったのがこの曲でした。どんな気分の時に聴いても胸に響く名曲ですが、特に落ち込んでいる時に聴くと、どこか自分を冷静に見つめられるような気がします。

"It's getting hard to be someone. But it all works out. / 何かになるってのは大変なことなんだ。でもなんとかなるさ"
という一節がそうさせるのかもしれません。

父が若い頃に買い集めた彼らのCDは、今では僕の家のCDラックに入っています。そして、このCDを自分の子供に聴かせるのが、僕の密かな夢だったりします。

No. 14 初めてのジャニス

週末、先週末の飲み会で先輩から教えていただいたレンタルCDショップ「ジャニス」へと
足を運んでまいりました。
行く前にWebサイトを見てみると、「在庫8万枚!日本一マニアックなレンタルCD ジャニス」と
掲載されており、その気合いが伺えます。
実際に訪れてみると、間違いなく某巨大レンタルチェーンではお目にかかれないであろう
マニアックなCDの充実ぶりに圧倒されました。ここまでボアダムス関連が充実している
CDレンタル屋は初めてです。それでいて普通にEDM系が揃っているのにも驚かされました。
というわけで、今回借りてきたCDは以下の4点です。どれも間違いなくレンタルショップどころか、
普通のCDショップでもお目にかかれないラインナップです。
 
TRASH / THE STALIN
OUT / WHITE HEAVEN
 

No. 13 At the Drive-In

「こんなに動くアフロ達は見たことがない」と揶揄されるほどのライブで知られ、
後に9mmやthe telephonesといったバンドに(エネルギー面で)影響を与えた
米国を代表するハードコアバンド、At the Drive-In
 
彼らのおかげで、学生時代の僕のギタープレイは大いに乱れました。

No. 12 Figure It Out / Royal Blood

MetallicaRage Against the Machineのトム・モレロ、Foo Fightersといったロックの大御所たちが軒並み絶賛し、
「是非一緒にツアーに出てくれ」と懇願される平均年齢28歳の若手ロックバンド、それがRoyal Bloodです。
 
その特徴は何と言っても、「ロック不遇の時代」と揶揄される現代を嘲笑うかのような豪快かつグルーヴィーなバンドサウンド!
ムチのように振り落とされる強靭なリフと怒涛のドラミングが絡み合うそのサウンドに、
多くの若者がロックの魅力に気付かされたのです(全英チャート1位も獲得!)。
 
更に衝撃的なのが、この音がたった2人、それもベースとドラムから作られているということ。
そう、先程ご紹介した強靭なリフは、ベースをギターアンプに突っ込むという荒業から生み出されていたのです。
 
そんな2人はライブパフォーマンスにも定評があり、既に海外ではフェスのトリを務めるほど。
この日本でも、8月に開かれるSUMMER SONICでメインステージへの出演が決定しています。
最近ガツンと来るロックを聴いてないなぁという方は是非お聴き下さい。
 
Figure It Out / Royal Blood