No. 26 Star Guitar / The Chemical Brothers

Star Guitar / The Chemical Brothers (2002年)
https://www.youtube.com/watch?v=0S43IwBF0uM

昨日の園田君の日報で、スパイク・ジョーンズが紹介されていたのはご覧になられたでしょうか。
僕としては、スパイク・ジョーンズと聞くとやはり様々な名作ミュージック・ビデオを思い出します。
(Da Funk / Daft Punk, Drop / The Pharcyde, Sabotage / Beastie Boys, etc,,,)

MTVが全盛期を迎えていた90年代からゼロ年代初頭は、
ミュージック・ビデオがただのプロモーション・ツールではなく、
「短編映像作品」として考えられるようになった時代でもあります。

この時代、スパイク・ジョーンズを筆頭に、クリス・カニンガムジョナサン・グレイザーマーク・ロマネクといった
様々な映像作家がミュージック・ビデオという土俵で自身のクリエイティビティを炸裂させていました。
その映像は今でもYouTubeなどで普通に見られますし、今見ても十分に新鮮です。

その中でも、フランス出身の映像作家であるミシェル・ゴンドリーは、
「こんなことあったら面白いな..」というちょっとした遊び心を、実際に形にしてしまう天才です。
彼の作品は、常に音楽好きや映像好きを「よくこんなの撮ったな..!」と驚かせてきました。

ところで僕は電車や新幹線に乗る時、移り変わる景色を車窓から眺めているのが好きなのですが、
その時よく、車窓の端から端を電柱などが横切る際、頭の中で「カーン」という音を鳴らして、
適当にビートを刻んで遊んだりしています。綺麗にリズムが決まる瞬間もあってなかなか楽しいものです。

このエピソードに共感してくれた方は是非、上記のリンクから、
彼の最高傑作とも呼ばれる"Star Guitar"のMVを御覧ください。初めて今作を観た時、僕は震えました。