No. 14 初めてのジャニス

週末、先週末の飲み会で先輩から教えていただいたレンタルCDショップ「ジャニス」へと
足を運んでまいりました。
行く前にWebサイトを見てみると、「在庫8万枚!日本一マニアックなレンタルCD ジャニス」と
掲載されており、その気合いが伺えます。
実際に訪れてみると、間違いなく某巨大レンタルチェーンではお目にかかれないであろう
マニアックなCDの充実ぶりに圧倒されました。ここまでボアダムス関連が充実している
CDレンタル屋は初めてです。それでいて普通にEDM系が揃っているのにも驚かされました。
というわけで、今回借りてきたCDは以下の4点です。どれも間違いなくレンタルショップどころか、
普通のCDショップでもお目にかかれないラインナップです。
 
TRASH / THE STALIN
OUT / WHITE HEAVEN
 

No. 13 At the Drive-In

「こんなに動くアフロ達は見たことがない」と揶揄されるほどのライブで知られ、
後に9mmやthe telephonesといったバンドに(エネルギー面で)影響を与えた
米国を代表するハードコアバンド、At the Drive-In
 
彼らのおかげで、学生時代の僕のギタープレイは大いに乱れました。

No. 12 Figure It Out / Royal Blood

MetallicaRage Against the Machineのトム・モレロ、Foo Fightersといったロックの大御所たちが軒並み絶賛し、
「是非一緒にツアーに出てくれ」と懇願される平均年齢28歳の若手ロックバンド、それがRoyal Bloodです。
 
その特徴は何と言っても、「ロック不遇の時代」と揶揄される現代を嘲笑うかのような豪快かつグルーヴィーなバンドサウンド!
ムチのように振り落とされる強靭なリフと怒涛のドラミングが絡み合うそのサウンドに、
多くの若者がロックの魅力に気付かされたのです(全英チャート1位も獲得!)。
 
更に衝撃的なのが、この音がたった2人、それもベースとドラムから作られているということ。
そう、先程ご紹介した強靭なリフは、ベースをギターアンプに突っ込むという荒業から生み出されていたのです。
 
そんな2人はライブパフォーマンスにも定評があり、既に海外ではフェスのトリを務めるほど。
この日本でも、8月に開かれるSUMMER SONICでメインステージへの出演が決定しています。
最近ガツンと来るロックを聴いてないなぁという方は是非お聴き下さい。
 
Figure It Out / Royal Blood

No. 11 ラビリンス / MONDO GROSSO feat. 満島ひかり

個人的に大好きな女優の一人が満島ひかりです。
単純に見た目も好きなのですが、何よりも存在自体が放つ、時の流れが止まるような空気に惚れ惚れします。
そんな彼女の魅力を再確認したのがこの楽曲でした。
 
日本テクノ界の大御所である大沢伸一が手がけるプロジェクト、MONDO GROSSO
個人的に、MONDO GROSSOというよりも大沢伸一名義の方が親しみ深いのですが
このプロジェクトが14年ぶりに再始動した際に公開されたのが、満島ひかりをボーカルに迎えたこの曲です。
 
どこか陰りのある、それでいて透明な声と、静かに美しく展開していくトラックの相性が素晴らしく、
一人でじっくりと聴いていると、どこかへ連れて行かれそうな感覚に陥ります。
 
ミュージック・ビデオでは、香港の夜の街並みを、浮遊するかのように
踊り続ける彼女の姿を見ることが出来ます。
 

No. 10 DNA. / Kendrick Lamar

KICK THE CAN CREW、ニューアルバム発表」など、
ヒップホップ界の地上と地下のクロスオーバーが続いており、ヒップホップ好きとしてはワクワクする日々です。
 
この状況下で、ヒップホップ好きの間で非常に強い視線を浴びているのがNMB48の須藤凛々花です。
 
一部のヒップホップ好きの間では、ZEEBRAや漢 a.k.a GAMIといった大御所との交流や、
ヒップホップ系ラジオ番組への出演、グループ内で「ゆるふわギャング」を布教と、
まさにヒップホップとアイドルカルチャーをクロスオーバーさせる存在として知られていました。
 
そんな状況の中、先週末の結婚宣言後、”DAMN.”と書かれたTシャツを着用した姿が公開され、
Kendrick Lamar(現代における最重要ラッパーの一人)のファンが一斉に反応。
大島優子とのBEEFか」、「そもそもKendrick Lamar好きだったのか」といった(一部の)反響でSNSが埋まりました。
メディアもTシャツを取り上げ、今年発表された新作”DAMN.”の販促品だったTシャツは即完売。
ずっとKendrick Lamarの日本での知名度に悩んでいた身としては、
あまりにも予想外の”DAMN.”フィーバーにただただ困惑するばかりです。
 
 未だにSNS上は荒れていますが、このフィーバーの流れでKendrick Lamarの人気が高まり、
来日してくれれば僕は満足です。肝心のアルバムですが、冒頭1小節で強烈なインパクトを放ち、
”Sex, Money, Murder, Our DNA!” というパンチラインが光る”DNA.”は、今年のベストトラックの一つなので、是非聴いて下さい。
 

No. 9 合法的トビ方ノススメ / Creepy Nuts

フリースタイルダンジョン」辺りから火が着いた、恐らくRIP SLYME以来の日本語ラップブーム。
その一つの到達点が、本日のDungeon Monsters
(般若、漢a.k.a.GAMI、サイプレス上野、R-指定、T-Pablow、DOTAMA、CHICO CARLITO)の
ミュージックステーション出演ではないでしょうか。
般若がミュージックステーションに出演する時点でヒップホップ好きとしては色々と感慨深いです。

さて、個人的に、この状況を作り上げたキーマンはR-指定だと考えています。
数多くの大会を勝ち抜いてきたラップスキルを持っていながら、その技術を誰もが楽しめる形に咀嚼することで、
それまでの日本語ラップに対する敷居を大幅に下げた彼の功績があるからこそ、今の状況があるのではないでしょうか。

最近では中学生が休憩時間にフリースタイルをやっているなんて光景もあるそうです。
そんな彼が所属するCreepy Nutsの代表曲がこちらです。再生回数は既に500万回を超えています。

No. 8 All of the Lights / Kanye West

 https://www.youtube.com/watch?v=HAfFfqiYLp0

 
2017年現在、ヒップホップ/ポップミュージックにおいて、
世界最強の存在感を放っているのがKanye Westではないでしょうか。
異様に幅広い音楽への知識、そして新たな才能との化学反応が生み出す作品群は、
リリース自体が世界中の音楽リスナーにとっての事件となって受け止められています。
 
音楽面以外でも、発売の度に秒速で完売する”YEEZY BOOST”を筆頭に、
自身の手がけるファッションブランドは日本を含めて狂信的な人気を誇っています。
最近、ニューヨークではミュージシャンの物販で販売される服がブームになっているのですが、
その発端もKanye Westのツアー物販と言われているほどです。

僕もそんな彼の作品が大好きな人間の一人なのですが、
今回紹介する2010年発表の”All of the Lights”には特に衝撃を受けました。
「常に様々な明かりに照らされ続けるスターの苦悩」をここまで異様なトラックに乗せ、
ここまで豪華なゲストを交えて歌い上げられるのは彼だけではないでしょうか。
 
ついでに、僕が普段書いているブログでKanye Westについて書いた記事のリンクを掲載します。
やたらと長い文章でKanye Westについて書いています。